流水文の歴史は古く、弥生時代の銅鐸(どうたく)にも描かれていたといいます。
祭祀に使用されていた銅鐸。きっと稲作が重要であったこの国では水と深い関係だったのだと思います。
その後、平安時代には洗練された流水文が完成され、江戸時代には「平安的な模様」として、その柔らかい雰囲気が親しまれていたようです。
くすんだ桜色である桜鼠色に細くしなやかに描かれた、かすかな白い流水文。静かな水の動きを感じられます。
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