柿渋紬　洒落袋帯

生成りの地色に絣で柄が織り出されています。絣の柄は素朴な民芸調の雰囲気になりがちなのですが、こちらは軽やかな細い絣で色味も柔らかく、素朴になりすぎず繊細な印象です。シンプルですっきりとして優しい佇まいが素敵な袋帯。滑らかな紬地です。

絣の糸の色だと思うのですが、柿渋染めの糸を使っているようです。反端についている説明文はこう書いてあります。「本品は乾繭する以前の繭、即ち生繭を原料としあえて原始的な手法である手座繰の一本引きによる糸を精練せず蚕の作った自然のままい用い、これに柿渋染を施し、熟練した技法で織布された本括染の紬である。手引きした糸には、太細がありそれが素朴な魅力。自然の感触を引き出している紬の原点ともいえる生地である」とのこと。

正絹/全通/サイズ（約）長さ：440㎝　幅：31㎝

着用季節：裏地に透ける生地を使っていますが表地は透け感ありませんので、盛夏以外でお使いいただけるかなと思います。
帯の硬さ：普通　重さ：普通

・わずかに着用のシワが残っていますが、全体的にきれいな状態です。
・モニターによって、実物と画像の多少の色の誤差があることをご了承ください。

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