伊勢型紙の人間国宝、中村勇二郎さんの型紙のお着物です。
とても細かく繊細な型で、ゆったりと踊る雲中菩薩が描かれ、菩薩さまたちがほんのり浮かび上がる技の細かさに惚れ惚れします。
遠くから見たら無地ですが、近くで見たら繊細な柄が見えてきます。
美しい日本の技です。
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今日はスペインから旅行で高松を訪れていたお客様に通りがかりに入っていただき、型紙和紙を選ばれた男性がいらっしゃいました。日本の伝統的な職人技の美しさに共感していただき、とても嬉しい気持ちになりました。
中にはシンプルな帯揚げを買われた方も…。スカーフのように使うのでしょうか。着物の小物でも先入観なく見ていただくと着物を着ない方でも、日本の染や織を身近に楽しんでいただけるんだなと発見したのでした。
日本はアニメだけではなく、伝統的な洗練された美しさもあることを知ってもらいたいですね。