「名物裂」(めいぶつぎれ)というのはお茶をしている方だと一度は聞いたことがあるでしょうか。一般的にはあまり知られていない言葉かもしれません。
名物裂は古くは11世紀ごろからの中国からのもの、そして17世紀ごろの南方からの伝来品を指し、上流階級の人々や茶人に好まれたと言います。(そういう人にしか手に入らなかったのでしょうね…)
有名なところでは金襴(きんらん)、緞子(どんす)、間道(かんどう。縞のこと)などから始まりその数400点に及ぶとされています。
お写真の帯はその名物裂を復元して織られている「あらいそ」製の名古屋帯です。一見派手な柄に見えますが、深い深い緑の色無地に合わせると、お茶席にぴったりの装いになりました。
メンテナンスも終わり、秋に並ぶのを待ってる商品のご紹介でした。
8月5日の香りのワークショップ、まだお席有ります。ご参加いただける方はご予約くださいね。
美味しいお茶とお菓子をご用意してお待ちしています。
また、お着物のしみ抜きやメンテナンスのご相談もお気軽にお持ちください。