八寸、九寸、袋名古屋…
名古屋帯って色々と呼び方があり、ややこしいなあと感じたことはありませんか?
袋帯じゃないのに袋名古屋ってどういうこと?と…
京袋帯という帯もあって、とてもあいまいで分かりにくいと思います。
当サイトでは八寸帯、九寸帯(名古屋仕立て、京袋、開き仕立て)という記載をしています。簡単に説明しますと…
・八寸帯…もともと八寸(約30㎝)で織られている帯。袋名古屋という言い方もします。
・九寸帯…もともとは九寸(約34cm)の帯で裏地を付けて両端を織り込んで仕立てます。仕立てあがりは八寸帯と同じです。
・名古屋仕立て…手の部分を半分に折って仕立てています。お太鼓部分の少し上くらいに三角形の部分ができます。
・京袋…九寸帯ですが、名古屋仕立てではなく袋帯のように袋状になった名古屋帯の長さの帯。仕立て方のことです。
・開き仕立て…名古屋仕立ては手の部分を半分に折って仕立てますが、手の部分を開いて仕立てます。芯が見えていて裏地がないのが京袋と違います。