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古い芭蕉布のお直しをいただきました。
古いものや弱っている生地はルーペで繊維を見ながら、状態を見ながら作業しているようです。結構古いようなシミだったのですが綺麗になってて驚きました。
ビフォーアフター…!
明日は勝手ながらお休みをいただきます。お盆のお休みは11日~16日です。
よろしくお願いします。
茶人が好んだ名物裂
「名物裂」(めいぶつぎれ)というのはお茶をしている方だと一度は聞いたことがあるでしょうか。一般的にはあまり知られていない言葉かもしれません。
名物裂は古くは11世紀ごろからの中国からのもの、そして17世紀ごろの南方からの伝来品を指し、上流階級の人々や茶人に好まれたと言います。(そういう人にしか手に入らなかったのでしょうね…)
有名なところでは金襴(きんらん)、緞子(どんす)、間道(かんどう。縞のこと)などから始まりその数400点に及ぶとされています。
お写真の帯はその名物裂を復元して織られている「あらいそ」製の名古屋帯です。一見派手な柄に見えますが、深い深い緑の色無地に合わせると、お茶席にぴったりの装いになりました。
メンテナンスも終わり、秋に並ぶのを待ってる商品のご紹介でした。
8月5日の香りのワークショップ、まだお席有ります。ご参加いただける方はご予約くださいね。
美味しいお茶とお菓子をご用意してお待ちしています。
また、お着物のしみ抜きやメンテナンスのご相談もお気軽にお持ちください。
次の季節に向けて
まだ夏真っ盛りですが、9月になると盛夏の着物はいったん終わり。。
秋に向けて、今から少しずつ商品を揃え始めています。8月の下旬には夏物はすべて一度撤収して新しい商品を入れていこうと思っています。夏物を片付ける日にちが決まればまたこちらでお知らせしますね。
8月の最終週から9月のはじめは色々と新しいものが並んでいると思いますので、どうぞお立ち寄りください。
トンボ柄の浴衣
昨日ご来店いただいたお客様。とても可愛い着姿でした^ ^
浴衣らしい色と柄。半幅帯は黄八丈を。
この帯、とてもしなやかでいい色なので長く使ってもらえると思います。無地なので帯締めをしても良さそうです。
美しい糸
高松駅近くのサンポートでやっている、「瀬戸内アジア村」に行ってきました。
繭から糸に紡ぐのと、手織りのタイシルクの実演とをしていました。日本や中国の繭は白いのですが、タイの繭は黄色いらしく、それをハーブに付けて白くしてから染めるそうです。 紡いですぐはごわごわした感じなのですが、白くなった絹糸はつやつやで美しい。
それを日本の織物と同じような感じで反物みたいに織っていました。織物の歴史は古く、紀元前のエジプトなどで織られていてそれがどんどん東西に伝わったと思うと、起源が同じで国は違っても同じ文化を感じることができます。世界各地の織物、とても興味深いです。